こんにちは。
小学生の子供をもつ母親きゃめるんです。
スポーツを頑張るお子さんを育てている親御さんは、日々どんなふうに親子のコミュニケーションをとっていますか?
順調な時は家庭の空気も良いものですが、勝てなくなってきた時、記録が伸び悩んだ時、子供のやる気が出ない時など、どんな言葉をかけたらよいか迷ったりしませんか?
友達やコーチではなく、親ができることって何だろう?
この記事では、子供たちの身体や心の成長、そして選手としての成長をサポートするために、私が親として意識しているポイント3つ「食事」「生活リズム」「メンタルサポート」について、また気をつけるべきことを紹介します。
親が子供アスリートのためにやるべき最も大事なこと3つ
スポーツ選手をサポートするときに必要なこと・必要な考え方というのは、子育てをするうえで大事なことと共通する部分が多いです。
子供がスポーツをしている・していないにかかわらず、健全な成長を願うのは親として当たり前のこと。
まずは私が思う、基本的に考えるべき3つのことを挙げます。
食事のサポート
スポーツ選手にとって、食事はトレーニングと同じくらい重要なものです。
いくら練習を頑張っていても、どんなにやる気があっても、しっかりと食事を摂っていなければその練習が無駄になるだけでなく、かえって逆効果となり得るのです。
成長に必要な栄養プラス運動時に必要な栄養・また運動で失われる栄養を補給しなければなりませんので、やはりスポーツをしていない子供よりも食事の重要性は一層大きくなります。
1日3食しっかり摂ることをベースとして、補食の内容や摂るタイミング、サプリやプロテインが必要かどうか等、ジュニアのうちは親が管理しなければなりません。
なんでもいいから腹いっぱいになればいい…というわけではないのですね。
専門的なことやディープなところまでは分からなくても、ほんの少しでも親が栄養に関する知識を持っているか否かで、子供の身体は違ってくると私は思っています。
それが競技の結果に直結しているかどうかを明確に計ることはできませんが、成長期の子供がしっかりとした食事を摂ることは、彼らの人生においても重大な役割を果たすと信じています。
小食の子や偏食が激しい子も多いですから、その子に合った食事や補食の方法を考えなければならないですし、嫌なものを無理やり食べさせることはできませんので工夫も必要です。
愛情というのは頭を使わせるんですねぇ。
実践している食事については別記事で紹介しています!
生活リズム
学校から帰って来て練習へ行く、練習が終わって家に帰って食事、お風呂、ゲームもしたいしテレビも見たい。
それでもどこかの時間で宿題をしなければならないし、睡眠もしっかりとりたい。
考えただけでパンクしそうな子供の日常ですが、できないからやらないと言うわけにはいかないのですよね…
この課題はクリアしきれないので、常にやり方をアップデートする必要があると感じています。
例えば時間割を作って見えるところに貼っていたことがあります。
登下校と習い事の練習の時間は決まっていますから、それ以外の項目をどういった順番でこなすと効率が良いかということを考えて、話し合いながら作りました。
高学年になると帰宅時間が遅くなるうえ、翌日は朝練ということもありますので、曜日によってはのんびりしている暇もないのがアスリートの生活。
それでも子供はやるべき事よりやりたい事を優先させるため、結局は睡眠時間をけずるしかなくなるのです。
小学生は本当なら睡眠時間を10時間は確保したいところですが、現実的には厳しいですので最低でも8時間はとれるようにしたいです。
そのためには時間の使い方がうまくいくよう大人が促してあげる必要があります。
時間割を貼り出していても、そのうち見なくなり予定よりもどんどん時間がずれていく、正直これが現実です。
そうなったら次は朝の時間を使うスタイルに変えてみたり、勉強する環境を変えてみたりと、色々試してみると良いと思います。
正解の分からない分野ではありますが、個々に合ったスタイルが見つかるよう探っていきたいですね。
メンタルサポート
どんなスポーツも小学生のうちは楽しんでやることが1番だと思っています。
*楽しむとは面白おかしくやるということではなく、ちゃんと向き合って頑張るからこそ感じられる喜びや達成感を味わう楽しみです。
楽しく取り組んでこそ好きになり、好きになれば自発的に努力をするようになりますから上達もします。
成功体験を通して気づいたら上手くなっていた、気づいたら速くなっていた、というのは子供にはよくあることですし、理想形だと思います。
親が結果を求め過ぎたり、他者と比較することのみで評価し本人の頑張りそのものを見ていない等、あれはどうなんだろう???と思う親御さんはけっこういるものです。
それで奮起するお子さんなら良いですが、負担だと思ってしまったら意味がないですよね。
練習に行っている時点で子供は頑張っているはずですし、試合に出ればそこでまた頑張るわけですから、まずは本人の頑張りを評価してあげることが大切だと思います。
頑張ったね!
凄い!
さすがだ!
ポジティブな言葉は次の行動に繋がる原動力となりますから、子供の嬉しい!を刺激してあげる言葉のチョイスをしたいですね。
結果が良くなかったとしても
大丈夫、次がある!
でもここは良かったよ!
堂々としていたね!
など、肯定的な表現はいくらでもできます。
「なんで○○ちゃんよりできないの」とか「もっとこうしなさい」みたいな言葉にメリットがあるとは思えません。
親が学ぶべきは心と体のケアであり、技術的なことはコーチにお任せしましょう。
スポーツを頑張っているのは子供たち!
頑張らせたい気持ちを持っているのは親なら当然です。
けれど実際に自分の身体や心や頭を使って頑張っているのは子供たちですから、親の脳みそを子供に当てはめることはできないのです。
子供は親の分身ではないし、一心同体でもありません。
自分よがりになってはいけない
子供を思う気持ちが前提ではあると思いますが、自分の理想を子供に投影し過ぎてしまう人はわりといると感じます。
過去に自分ができなかったことを子供に達成させたいとか、或いは自分のように優秀な成績を収めさせたい等、本来持っているはずの子供への愛情が別の形となって猛威を振るってしまう。
その結果追い詰められた子供が行きつく先は……あまり良い想像ができません。
怖いですね~。
親は子供の前を歩かず、一歩下がって斜め後ろから支えてあげるのが良いと私は思っています。
誰のため?何のため?を考える
頑張る子供の姿を見るというのは本当に感動的ですし、爽快でもありますし、羨ましいとも思います。
それが子供の自信になればいい、達成感を味わってほしい、努力が実ることを知ってほしい、仲間の大切さを知ってほしい、体が丈夫になればいい、等々。
色々な思いで応援している親御さんは多いのではないでしょうか。
けれどちょっと紙一重だなと思うのは、上にも記したようにいつの間にか親が自分の思いを満たすために動き出したり、子供になんだかんだとワーワー言い始めるケースがあるということです。
周りにもそういう方はいますし、話にも聞くことがあります。
親がいい思いをするために子供がスポーツを頑張るわけではありませんので、勘違いしてはいけませんよね。
料理も送迎もドリンクボトルを洗うのも、全ては子供達のため、子供達の将来のためであるはずなのですから。
ただし
親も人間ですから自分のこともないがしろにはできませんので、心の中で自分が満足できるキラキラしたものを持ち続けることも大事だと思います。
例えば、子供がしっかりと栄養補給できるための食事を考えて毎日作る。
それはもちろん子供のためなのですが、そんなことができるお母さんて素敵よね、こんな自分て凄く頑張ってるよね、という思いがモチベーションになるのなら、それはとても大事なことです。
子供だけでなく自分も褒めてあげたいですよね。
つまるところ、目的をはき違えなければ良いということだと思います。
誰のため、何のためなのか?を理解して構えている人はどっしりとしています。
子供の様子を観察しよう
どうしても毎日のことなので、時間に追われて生活を「こなす」という風になってしまいがちなのですが、様子をよく見てあげるようにしたいものです。
学校や練習に行く時に暗い表情にならないかとか、ネガティブな言葉が多くなっていないかとか、いつも通り食べているか等、意識的に観察するのが良いと思います。
何と言っても楽しんで取り組めているかどうかが重要だからです。
競技に関する事や身体のこと、人間関係等、色々とありますから悩んでしまう子も当然いると思います。
そんなサインが見えた時に、上手に声掛けができたらいいなと思います。
子供のタイプも様々ですから、正解の対応法などありません。
叱咤するのがいい子、話を聞いてほしい子、ほっといた方がいい子、その時々の状況によっても変わるわけですし、その見極めは親だからこそできる判断だと思います。
突っ走ることだけが全てではないですし、大人だって休みたい時があるのだから子供もそういう時はあるはずです。
寄り添うことでゆとりがうまれたり、安心感を抱けるようになるというのはとても良い環境だと思いますし、良い親子関係は心の安定に繋がります。
まとめ:子供アスリートのために親ができること
スポーツを頑張るジュニアアスリートを子供にもつ親御さんができることはたくさんあります。
練習のことや友達とのことなど、たくさん話してくれる子なら様子をイメージすることができるかもしれませんが、あまり多くを語らない子であれば心配になることもあると思います。
それでも普段の会話や表情からどれくらいの熱量で子供が取り組んでいるかは分かると思います。
そして試合の結果や様子を見て、それがどんな結果であったとしてもポジティブな環境を作ってあげられたらいいなと思います。
私が考える最も重要なことは
- 食事のサポート
- 生活リズムのサポート
- メンタルサポート
この3つです。
子供が興味を持って頑張っている分野で力を発揮できるよう、精一杯サポートしていきたいと思っています。
技術的なことに親は口出しせずコーチを信頼してお任せし、心と身体のケアに努めるべし!
共感するところがあれば、ぜひ参考にしてください。
以上です。
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