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競泳選手のお母さんに聞く!アスリートの親としての役目とは?

アスリートの母

こんにちは、スイミングインストラクターのきゃめるんです。

世の中に子育てをしているママさんたちは大勢いますが、この記事を読んでくれているあなたはきっとスポーツをしているお子さんのために毎日忙しくしているのではないでしょうか。

同じ境遇のママさんたち、みんなどんな生活してるの?何を食べさせているの?どんな言葉をかけているの?と、疑問に思うことはありませんか?

今回は競泳選手二人のママであるポイ子さん(仮名)に、普段の生活のありのままを伺いましたよ!

この記事では

ということを中心に対談した内容から、現役アスリートをもつ親としての考え方を探っていきます!

きゃめるん
きゃめるん

ポイ子さん、今日はよろしくお願いします!

ポイ子さん
ポイ子さん

はぁい!何か1つでも参考になれば幸いです。

アスリートの母はご飯を作る

家族のご飯を作っているお母さんはたくさんいると思いますが、成長期であり更にスポーツをしているお子さんがいる家庭では、食事の内容や食べる量も違ってきますよね。

まずは食事について伺ってみました。

ポイ子さん:栄養についての知識はあまり多く無いのですが、インターネットや本で勉強しています。きっかけは当時中学生だった娘が、原因不明の体調不良に悩まされた時期があったことです。病院に行っても特に異常はないと言われ…思春期なので心の部分でも色々とあるのだろうとは思いましたが、まずはしっかりと食べさせる事で体の回復を目指そうと思いました。

きゃめるん:原因が分からない体調不良というのは本当に心配ですよね。

ポイ子さん:女の子は生理もありますし、大人でも不安定になりますからねー。貧血と診断されたわけではないのですが、鉄分の多い食品は何かとか、一緒に摂ると良いものは何かとか、そういった事を学ぶのは結果的には家族みんなのために良かったと思っています。

きゃめるん:例えば生理の前後で意識的に食べさせていたものは何がありますか?

ポイ子さん:鉄分と聞いてパッと浮かぶのはレバーやほうれん草ですよね。レバニラは頻繁に作っていましたし、ほうれん草や小松菜は味噌汁に入れたり、おひたしや胡麻和えにして出していました。あとはアサリのスープとか。神頼みじゃないけど、これで改善してくれー!と思いながら鉄分頼みでした(笑)

きゃめるん:親としてはそうですよね、気持ちよく分かります。

ポイ子さん:それだけが原因ではないのは分かっていましたが、まず出来る事をやるしかないなと。

きゃめるん
きゃめるん

ポイ子さん:今はだいぶ体調も落ち着いていますが、それでも食べ物にはやはり気を使っています。下の子も成長期に入って来たので、しっかりタンパク質を摂れるようにしたり、練習の前後には糖質を摂るよう補食を用意しています。ざっくりとした知識ですけどね。

きゃめるん:人間の体は食べた物で出来ていますし、精神的な安定にも関わってくるので母の役割は大きいですね。

こちらの記事も合わせて読んでみてね!

詳しい栄養素については日本人の食事摂取基準(2020 年版)参照

アスリートの母が生活の中でサポートすることは?

きゃめるん:お子さん2人が競泳選手となると、朝夕の練習の送迎等も大変ですね。

ポイ子さん:そうですねー、私も夫も仕事をしているので練習に間に合わない事が多いんです。天気がいい日は自転車でプールに行き、帰りだけ車で迎えに行ったり、雨の日は実家の母に協力してもらっています。

きゃめるん:勉強の時間や睡眠はしっかり確保できていますか?

ポイ子さん:テスト前になると一応勉強はしているようですが、普段はどうなんですかね。ご飯を食べるところまで(完食したとか残してるなとか)は把握するようにしていますが、その後の事は本人たちに任せています。小学生の頃は「お風呂に入ってー」とか「もう寝よう」とか声をかけていましたが、今はサラ~っと見ている感じです。

きゃめるん:中高生になると自分のタイミングで行動しますからね。ガミガミ言っても聞かない(笑)

ポイ子さん:そうなんです、たまに小さく舌打ちされたりして…でも翌日が朝練の日は早めに寝るように促します。朝起きて来ないとそれはそれで私も困りますからね、空腹で練習に送り出すわけにもいかないですし。完全に本人たちに任せてばかりもいられないですね。

きゃめるん:子供の予定が中心になるとしても、そのベースを作るという意味で意識していることはありますか?

ポイ子さん:やっぱり食事の時間が色んなことの区切りになると思うんです。ご飯の前に宿題をするとか、ご飯を食べたらお風呂に入るとか、食事の時間というのがしっかりしていれば自然と生活リズムが出来てきます。当たり前のようなことがけっこう大事なんじゃないかなーと思います。

きゃめるん:やはり生活の軸は母が握っているという感じですね。

アスリートの母が気をつけていること

きゃめるん:アスリートを育てるうえで気をつけていることはありますか?

ポイ子さん:癇癪を起こさないようにする(笑)仕事を終えて家に帰ると、子供がソファーに寝っ転がってスマホを見ていたりして、そこまではまだ我慢できるんですが「具合悪いから練習行かなーい」とか言われたらイッラーーーってなるんですよ。でも震える手を握り締めて我慢我慢…て。

きゃめるん:あ~、それは震えますね~。子供がアスリートであるなしにかかわらず、多くの母の課題かもしれないですね。他には?

ポイ子さん:私は競泳をしてこなかったので泳ぎのことはよく分からないんです。なので練習のことや試合の結果についてはあまり口を出さないようにしています。練習が辛いのか、友達やコーチとの間で何かあったのか分かりませんが、時々自分の部屋に閉じこもって泣いていることがあるんです。もちろん気にはなりますが、そういう時もあるよね、と心の中で言いながら干渉し過ぎないようにしています。

きゃめるん:子供の心も色々あるんですよね。気にはかけているよ、でも余計なことは言わないよ、というスタンスですね。

ポイ子さん:夫も水泳に関しては素人ですが、興味を持って色々と調べているんです。そうすると何かと口を出したくなるようで、「次の試合では何秒目指そう」とか「〇〇さんは何秒切ったな」とか言ってるんですよね。そんなことお前に言われなくても頑張ってるよと思いながら、私は黙って聞いています。夫の興味を削いでしまってはかわいそうですし、まぁ娘の耳には入っていなさそうですし(笑)

きゃめるん:興味は持っているけど子供の気持ちに踏み込み過ぎない距離感、大事ですね。

ポイ子さん:結果が良くない時は本当に苦しい食卓になることもありますが、私まで落ち込んでは家の中が回らなくなりますからね。無駄に明るくする必要はないと思いますが、なるべくいつもと変わらない感じでいられるように努めています。子供たちが好きなだけ水泳を続けられるような環境を作るのが、我々親の役目と思っています。

きゃめるん
きゃめるん

ポイ子さん、赤裸々なお話を聞かせていただきありがとうございました。

共感するママさんたちがたくさんいるのではないかと思います。

ポイ子さん
ポイ子さん

正解のないお題ですから、良いのか悪いのか今は答えが分かりませんが、子供がアスリートでいる間は私も頑張ります!

まとめ:アスリートの親が思う自分の役目

今回は競泳選手のお子さんを育てるお母さん、ポイ子さんにお話を伺いました。

迷ったり不安になりながらも子供の気持ちに寄り添う、凛とした母の姿を見ました。

旦那さんともバランスをとりながら、家族のことをよく見てその時々のベストを見極めているんですね。

好きなことを続けられる環境を作るのが自分たちの役目だと語ったポイ子さん、本当に強さを感じました。

これからも頑張るお母さんとアスリートを応援しています!

*アスリートの栄養に関しては独学でも十分に知識を得られますよー!

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