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スイミングに通い始めた子供の【ゴーグル選び】のポイントは?

こんにちは、スイミングインストラクターをしているきゃめるんです。

心身の発達に多くの好影響があると言われる水泳、幼児から小学校低学年のあいだに習い始める人が最も多いと思います。

プールに通い始めて、ゴーグルを使ってみたいとお子さんに言われたことはありませんか?

全く水に慣れなくて、いつまでたってももぐれるようにならないというお子さんが、ゴーグルを使った途端に楽しくなってどんどん上達するということも大いにあります。

ゴーグルは目を守るだけでなく、恐怖心を取り除いてくれたり、モチベーションアップになったりと、水泳ライフでは重要な役割を果たしてくれます。

どんな形の物を選んだら良いのだろう?サイズや素材は?値段は?

そんな、よく分からないという親御さんに向けて、今まで数千人の子供とゴーグルを見てきた私が

を解説しますので、参考にしていただけると嬉しいです。

スイミング用ゴーグルの種類

子供用ゴーグル

アイカップ(レンズの部分)が小さめに作られており、クッション付きのものがほとんどです。

クッションがあると肌に密着し水が入りにくく、柔らかいので目の周りが痛くなりにくいため、初心者の子供さんにお勧めです。

値段の目安800円~1,500円

レーシングゴーグル

競技として大会に出場することを目的として取り組む競泳選手向け、上級者向けのゴーグルです。

水の抵抗を極力少なくするために開発されているため、アイカップがコンパクトな形状でクッションが無い物も多いです。

レンズがミラー加工されている物や、色つきの物もあります。

値段の目安2,000円~4,500円

レーシングゴーグル
クッションあり
ジュニアサイズのレーシング
柔らかいクッションつき

フィットネス用ゴーグル

視界を広くするためアイカップが大きめに作られており、クッションつきで柔らかく長時間使用しても痛くなりにくいです。

明るく見えるようにレンズにカラーが入っている物もあります。

値段の目安1,000円~2,500円

度つきゴーグル

視力を矯正するための度が入ったゴーグルです。

子供用、レーシング用、フィットネス用すべてに度つきゴーグルがあります。

左右それぞれ単独で購入することもできますので、左右の視力が違う人にも対応しています。

値段の目安2,500円~

パーツごとに購入する場合は、アイカップ片方で1,000円前後、プラスベルト等のパーツが1,000円前後、トータルで3,000~3,500円

度つきゴーグル
パーツセット
クッションなし
クッションあり

小さい子供が使うゴーグル選びのポイントは?

子供向けと表記があるもの

こども用・ジュニア用・小学校低学年用などという表記がある商品は、小さめサイズなので子供に適しています。

お店で買う場合は見た目だけでは判断しにくい商品もありますので、ケースにこういった表記があるかどうか、よく見てみましょう。

↓このケースには「日本製」「小学校低学年向け」「かんたんベルト調節」とあります。

どれも大事な項目ですね。

インターネットで買う場合は、上記のワードを入れて検索しますが、時々大人用が混ざっているので気を付けましょう。

子供が扱いやすいゴーグルを選ぶ

小さい子供は、ゴーグルを付けたりはずしたりする時に、手全体でアイカップ部分を掴んで動かします。

大人は指先を使いますが、子供はまだ未熟なので手の使い方が大人と違うのです。

ですのでしっかりと掴めるようにレンズ周りにボリュームのある物が良いです。

クッション部分を含めるとけっこうな厚みになりますが、初めはそういう物を選びましょう。

ベルト(ゴム)の部分も様々な形状がありますが、初めは太くて平たい物を選ぶと良いです。

ねじれにくく、頭が痛くなりにくく、はずれにくいです。

↑このタイプは、アイカップの脇にあるプラスチックのカギ状の出っ張りに、ベルトの穴を引っかけるだけで長さ調節ができるので簡単ですし、プールに入っている最中ずれにくいのでお勧めです。

つけ心地の良いゴーグルを選ぶ

子供用のゴーグルであればほぼクッションがついていると思いますが、シリコンで肌触りが良いかどうか確かめてみましょう。

最近はあまり見かけませんが、スポンジのような素材ですとカビが生えやすく、そのカビが見えにくいという事もありますのでお勧めしません。

それからお兄ちゃんお姉ちゃんのお下がりを使っている子もいますが、劣化してシリコンが硬くなっていたり、裂けているのに気づかず使用している場合があるのでよくチェックしましょう。

スイミングスクールで販売しているゴーグルを選ぶ

スクールのフロントや売店で販売している物があれば、それを使うのも良いと思います。

スタッフは様々なタイプのゴーグルを知っていますが、特に自分の所で販売している物であれば、もしパーツがはずれた場合でもすぐにパパっと直してくれるはずです。

小さな部品が無くなったという事もしばしばありますが、ストックを持っていると思いますので安心です。

それに、過去の経験から水泳のプロが扱いやすいゴーグルを選んで販売しているわけですから、きっと使いやすい物だと思います。

ゴーグル選びの注意点と対策

パターン①

夏になると、おもちゃ屋さんや100円ショップなどでもスイムゴーグルを売り出しますよね。

かわいいデザインの物も多く、安価なので使っている方も時々見かけます。

やはりよく見てほしいのは、肌に当たるシリコンクッションがついているかベルト(ゴム)部分が劣化して固くなっていないかというところです。

どれくらいの期間使用したのか分かりませんが、ゴムが劣化してベタベタになったものを使っている人を見たことがあります。

「子供がデザインを気に入っていて、もう少し使いたいのよねー」という時は、クッションとレンズの部分がまだ使えるようであれば、ちゃんとしたメーカーのベルトに付け替えて使用してください。

それだけで使用感が全く違いますので、ぜひお試しください。*どのような形状か確認してから購入しましょう!

パターン②

レーシングゴーグルで且つクッションなしの物を使っている小さいお子さんを見ると、痛くないかな?と少し心配になります。

レーシングタイプは水の抵抗を小さくするためコンパクトに作られているのですが、それを子供用と勘違いして購入してしまう人もいるようなのです。

初心者向けなのかという事を確認してから買うようにしましょう。

パターン③

インターネットでの購入は注意が必要です。

ある外国製の製品の説明欄に、2~14歳向けという表記がありました。

2歳と14歳では泳力も骨格もかなり違うと思います。

何を基準にしているのかな?と思うのですが、試着もできないようであれば購入は控えた方が良いと思います。

少なくともスイミングスクールにこれからも通って、ゴーグルをしばらく使いたいと思うのであれば、日本製をお勧めします。

ゴーグルを使う時の注意点

さあ、ゴーグルが決まったらいよいよプールに持って行きます。

その前に、準備が大切ですよ!

新しいゴーグルを購入すると、レンズの表面に薄いフィルムが貼ってある場合があります。

それに気づかずそのまま使っている人が時々いますので、よく見て貼ってある場合は剥がしておきましょう。

くもり止め加工がしてある商品が多いのですが、数回使用するとその効果はほぼ無くなります。

「くもり止め」を塗っておくと、クリアな視界を保てるのでお勧めです。

ゴーグルのお手入れについてはこちらを参考にしてください!

くもり止めを持っていない方は、中性洗剤で洗ってもしばらくはくもり止め効果がありますので、試してみてください。

最も大事なのは長さ調節ですね。

一度スイムキャップをかぶって、ゴーグルをつけてみましょう。

きつすぎると肌に食い込みますし、緩いと水が入ってしまうので、お子さんに聞きながら長さを決めていきます。

ゴーグルに不具合があると練習をストップさせてしまったり、他の子が泳いでいるのに自分だけゴーグルが直るまで待たなければならなかったりと、何も良いことがないので必ずスクールに行く前に調節しておきましょう。

子供のゴーグル選び:まとめ

ゴーグルを使うことは様々なメリットを生み出します。

子供は何がきっかけになるか分かりません。

ゴーグルを持っているだけでやる気が出たり、楽しくなったり、もっと頑張りたいと思えたり、怖くなくなったり、水中に興味がわいたり……

今は水が苦手だとしても、好きになるタイミングはそれぞれみんなあるのです。

楽しくゴーグルを選んで、気づいたら上達していた!という日がくるといいですね。

すべてのスイミングを始めるちびっ子たちと、その親御さんを応援しています!

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