こんにちは、スイミングインストラクターのきゃめるんです。地元で開催される競技大会に加えて、宿泊を伴う遠征に参加する機会も増えてきますよね。そこで、地元での大会参加の場合と持ち物に違いはあるの?と疑問に思っている方に向けて、遠征ならではの必需品などを紹介したいと思います。遠征初心者の方はぜひ参考にしてください!
水泳大会の日程を確認しよう!
- 参加する大会が何日間開催されるか
- 大会の前日に現地入りするのか、当日に出発するのか
- 自分が出場するレースは何日目か
- 会場までの交通手段は何か
事前に出ている要項やクラブチームからの案内などを見て確認しておきます。小学生のうちは親御さんと一緒に確認するようにしながら慣れていき、必ず自分で把握できるようにしておきましょう。日程によって何日分の持ち物が必要なのかを判断しますので、とても大事な作業になりますね。
*大会出場の基準は、日本水泳連盟が制定している全国統一の泳力評価基準である「水泳資格級」による場合と、資格級とは別の標準記録が定められている場合があります。水泳資格級を見ると今現在の泳力レベルを知ることができますので覚えておきましょう。
水泳大会の持ち物<基本編>
大会の日の基本的な持ち物については↓こちらの記事を参考にしてみてください。年齢や大会の規模を問わず共通して必要なものを紹介しています!
最も大事なのは水泳道具と選手証(IDカード)です。選手証は発行されない場合もありますが、持っていないと会場に入れない大会もありますので確認しておきましょう。
水泳大会の持ち物<遠征ならではの必需品>
ここからは遠征だからこそ必要なものを挙げていきます。
- 財布(現金)
- お弁当
- 歩きやすい靴
- 折りたたみ傘
- 薬類
- 財布(現金)
地区大会でも多少の現金は持っているかもしれませんが、遠征の場合は宿舎での食事の他に現地のコンビニやスーパー等で飲み物や食料を買うこともあります。競技終了時刻が遅くなる場合は帰り道の途中で夕食をとる場合もありますので、日数に合わせて必要な分の現金を持って行きましょう。
*プリペイドタイプのクレジットカードを持たせるのもお勧めです。必要な金額だけチャージしておけば良いですし、万が一紛失した場合はアプリで使用制限できるものもありますので、使える年齢になったら検討してみても良いと思います。
- お弁当
初日のお弁当が必要な場合は、日程や移動手段を確認しましょう。遠征初日は移動のみなのか、大会日で出場レースがあるのか、バスや電車で食べることになるのか会場で食べるのかなど、前もって確認するとお弁当の内容も決めやすくなるのではないでしょうか。2泊3泊する場合は捨てられる容器に入れてあげると良いですね。3日後に初日のお弁当箱を持って帰られても困りますからね。
↓こちらの記事は水泳大会の日の朝食やお弁当を紹介していますので、見てみてください。
- 歩きやすい靴
宿泊施設から会場のプールまでの移動手段を確認する必要がありますが、徒歩で行くようであれば履きなれた歩きやすい靴で行くことをおすすめします。大会中は取り違えや盗難を防ぐためシューズケースやビニール袋に入れて、自分の荷物と一緒にしておきましょう。
- 折りたたみ傘
天気予報をチェックしつつ常にカバンに入れておくと便利です。地元開催であれば親御さんが会場まで車で送迎することもできますが、遠征の場合は徒歩移動だったりコンビニまで歩くというようなこともありますので、準備しておくと良いです。
- 薬類
酔い止めや常用薬など、必要であれば忘れずに持って行きましょう。
水泳大会の持ち物<遠征ならではの便利品>
- スーツケース
- 圧縮袋
- マッサージガンミニ
- ストレッチ用ゴムチューブ
- 音楽プレーヤー
- モバイルバッテリー
- ネックピロー
- アイマスク
- フットレスト(エアータイプ)
- マスク
- スーツケース
宿泊となるとやはり荷物が増えてしまいます。リュックやスポーツバッグで間に合うようであれば良いのですが、SサイズかSSあたりのスーツケースを使用すると軽く引いて歩けるのでとても便利です。大会会場で必要のないものはスーツケースに入れてカギをかけておくようにしましょう。
スイマーズリュックを持っていく人がほとんどで、水泳道具や補食はそちらに入れるのであまり大きなスーツケースは必要ないと思います。スイマーズリュックは容量が30~35リットルほど入る物が多いので、会場で必要なものはじゅうぶんまとめられます。
- 圧縮袋
衣類は圧縮袋でスリムにすると、小さいスーツケースでもじゅうぶん荷物が入ります。おしゃれな旅行用のポーチで気分を上げるのもいいですし、シンプルな袋タイプも使い勝手は良いです。
- マッサージガン(ミニ)
マッサージガンを購入する時に、自宅で使用することを想定してパワー重視で大きめのものを選んだ方もいると思います。大きいものは適度な重さがあるため刺激したいポイントに当てやすく、深層部に届くという利点がありますが、遠征に持っていくとなるとこの重さが意外と気になり荷物としても場所をとります。持ち運びするならやはりミニサイズのマッサージガンがおすすめです。ただしミニサイズだとパワーが不足だったり、軽すぎて本当に皮膚の表面にしか届かないようなものもありますので、ミニでもパワフルでしっかりと体のケアができる商品を選びましょう。
- ストレッチチューブ
ホテルや大会会場でストレッチをする時に、手軽に使えるアイテムとしてストレッチ用のゴムチューブを持っていくことをおすすめします。軽くて場所をとらず思った時にすぐに使えるので、リュックのポケットなどに入れておくと良いです。選手同士がお互いのストレッチをすることができれば良いのですが、レースのタイムスケジュールによっては親しい人が近くにいなくなる場合もありますし、長時間の乗り物での移動後や就寝前など人に気兼ねなく自分の体のケアをするためにはこのようなアイテムがとても有効です。普段の練習前後にも使えるので一つ持っておくと良いですよ。
- 音楽プレーヤー
レース前やホテルなどでリラックスしたい時に音楽があると良いですよね。スマートフォンをあまり早いうちに持たせたくないという親御さんもいらっしゃいますから、そういう方には音楽プレーヤーがおすすめです。パソコンやスマートフォンとつないで簡単に音楽を取り入れることができ、ラジオや動画再生、電子ブック、ボイスレコーダー、歩数計、ストップウォッチ、アラームと多機能な商品が多く出ていますので要チェックです!
- モバイルバッテリー
上記のように音楽プレーヤーやスマートフォンを持たせる時にあると便利なのが、モバイルバッテリーです。一日くらいであれば電池がなくなるようなことはないかもしれませんが、念のためですね。
遠征の交通手段は?
- ネックピロー
バスや電車や飛行機で長時間の移動があるようであれば、少しでも快適に眠れると良いですよね。体制が悪いとなかなか眠れなかったり起きた時の首や肩の痛みなどが心配ですが、ネックピローを使うとかなり改善できます。これがあるのと無いのでは大きな違いがありますので、折りたたんでリュックのポケットに入れておくことをおすすめします。口をつけずにポンプ式で空気を入れられるタイプのものだと衛生的でとても便利ですよ。
- アイマスク
大勢の中で快眠するためには↓こんなものがあってもいいかもしれませんね!
もちろんつけ心地や快眠重視なら↓こういうものの方が良いです。光を遮断し深い睡眠効果を得られるもので、サイズ調整ができるということと、手洗いができるので常に清潔に使えるという点がおすすめです。
- フットレスト(エアータイプ)
長時間座って足を下げている姿勢というのは、いくらジュニア選手でも疲れがたまってしまいます。足の位置を高くすることで体勢を変え快眠に導くことができたり、浮腫みを予防することもできます。エアータイプであれば使用しない時はコンパクトにしまえますし、高さを変えられるものだと色々な乗り物に対応できてとても便利です。
- マスク
乗り物の中やホテルは乾燥している場合が多くありますので、のどの痛みや感染症対策としてもマスクは必ず持っていきましょう。
水泳大会の持ち物<遠征編>:まとめ
今回は遠征を想定した持ち物を紹介しましたが、中には地元開催の大会でも使えるもの、あると便利なものも含まれていますので、必要だと思うものを少しずつ揃えていけると良いと思います。宿泊施設の場所と近くにコンビニやスーパーがあるのかどうかや、そこから会場までの距離と移動手段を事前に調べておくと、持っていく補食の量を調整できたり傘が必要かどうかを判断することができます。
このように、直接水泳とは関係ないけれど行動面で大切な内容というのを親子で話すことができると、知らない土地・初めての会場でも安心して大会にのぞむことができると思います。忘れ物は心の動揺を招く要因になってしまいますので、慣れるまでは親御さんも一緒に隣で見守りながら準備できると良いですね。
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